今注目のアマランサスとは?【効果や食べ方について】
アマランサスは擬似穀類に分類される穀物ですが、鉄分を白米の50倍も含んでいるなど栄養価の高さが注目されています。
この穀物のすごいところと美味しい食べ方などをご紹介します。
アマランサスはこんな穀物
アマランサスは南米ペルーを原産地とするヒユ科の穀物で、分類としては擬似穀類になります。
雑穀には米や麦以外の穀類や、マメ、そば、ゴマなどが含まれますが、擬似穀類はその中でも双子葉植物であることが特徴となっており、単子葉植物のイネ科の植物とは違うものとして扱われています。
アマランサスは古代にインカ帝国で栽培されて食べられていたという古くからある穀物ですが、日本には江戸時代に主に観賞目的で伝来し、東北地方ではアカアワと呼ばれて小規模に栽培されていたこともあります。
アマランサスが注目されている理由
アマランサスが注目され始めたのは2010年代からで、その栄養価の高さから「スーパーグレイン(驚異の穀物)」とも呼ばれています。
この穀物に含まれている栄養成分には、ビタミンA、C、E、K、B5、B6、葉酸、ナイアシンなどがあり、免疫力をアップしたり老化防止に役立つと言われています。
また、白米と比べるとたんぱく質は2倍含まれており、鉄分は約50倍、カルシウムは約30倍ほど多いとされています。
それ以外にも、食物繊維や亜鉛、マグネシウム、リンなどのミネラル、必須アミノ酸のリジンやメチオニンなども多く含有されていると言われているので、健康食品として注目されるのもうなずけるでしょう。
アマランサスはどうやって食べると良い?
この穀物を食べるのに一番簡単な調理方法は、白米を炊く時に混ぜて一緒に炊くことです。
この穀物は粒が小さく、炊くとプチプチした食感が楽しめますが、少し苦味を感じることもあるので、普通のお米に足すなどすると食べやすいでしょう。
なお、炊く前には目の細かいザルなどを使用してよく水で洗い、ゴミや土を取っておくのがおすすめです。
この穀物のみを炊いた後の調理の仕方としてはプチプチした食感を活かしてスパゲティに加え、たらこスパゲティのように楽しんだり、卵焼きやサラダに加えてみても美味しくいただけます。
ちなみに、この穀物の味が食べにくいと思った場合は、カレーなどをかけると食べやすいので試してみてください。
アマランサスはビタミンCやE、リジンなどが含まれているのでアンチエイジング効果が期待出来ますし、不足しがちな鉄分やカルシウムを補うのにも役立つので女性には特におすすめの食材と言えます。