レッドキヌアの栄養~色によるキヌアの効果の違いは?おすすめレシピなど
NASAが宇宙食にも採用しているキヌアは、多くの栄養素が含まれている食材として知られています。ですが、キヌアには色によって効果が異なることをご存知でしょうか。
今回はキヌアの色による違いやレシピについてご紹介します。
キヌアは色によってポリフェノールの量が異なる
キヌアは南米が原産の植物として知られ、地域によって色々なキヌアがあります。
その種類は、3000種類を超えるほど豊富です。その中でも、代表的なものがホワイトキヌアとブラックキヌア、そしてレッドキヌアです。
キヌアは擬似穀物であり、簡単に言えば粟やヒエと同じように雑穀の仲間です。
ポリフェノールの面から見ると、ホワイトキヌアよりレッドキヌアの方が豊富で、レッドキヌアよりブラックキヌアの方がポリフェノールが多く含まれます。
いずれも栄養が豊富であることに変わりありませんが、ブラックキヌアの持つ栄養価が最も高いのが特徴です。
キヌアの栄養価とダイエットにお勧めな理由
一番馴染みのあるキヌアはホワイトキヌアで、色が白いキヌアです。
見た目にはクリーム色なので、アイボリーキヌアやゴールデンキヌアという名称で、少し甘みも感じられます。また、レッドキヌアは、色鮮やかでフルーティーなのが特徴で、味もホワイトキヌアと比べれば多少違います。ブラックキヌアは、先にも触れたように栄養価が高い点が特徴的です。
キヌアは白米と比べて炭水化物が少なめでミネラルは豊富です。
脂質に関しては、不飽和脂肪酸であるリノレン酸、オレイン酸がほとんどなので、コレステロールを抑制して動脈硬化の予防をしたり、便秘の解消にも役立ちます。ビタミンCの働きをサポートするパントテン酸も含みますので、美容効果も期待できます。
また、他の穀物類と異なり、グルテンフリーという性質があるので、アレルギー体質の人も安心です。さらに、グルテンに含まれている食欲増進物質であるグリアジンも含まないので、ダイエットをしたい方にお勧めな食材です。
キヌアが簡単に食べられるレシピ
キヌアはパンにしたり、お菓子を作る材料として使用できますが、最も手軽に食べるレシピはやはりお米と混ぜて炊く方法です。
ただし、サポニンが多く含まれていますので、大量摂取は避けて、お米とは別にして目が細かいザルでキヌアをしっかり洗います。
キヌア入りご飯に使うキヌアの量ですが、お米に対し1割から2割程度で充分です。
キヌアの栄養価や食感をしっかり楽しむ場合は、お米2に対しキヌアが1の割合が良いでしょう。もちろん、キヌアのみ炊く方法でも良いですが、お米に混ぜる方が飽きがこないですし、コストパフォーマンスも良いです。