チアシードとは?バジルシードとカロリー、栄養価の違いについて
最近、口コミでダイエットが気になる人の間で人気になっているチアシード。ですが、実際にどんなものか分からないという方も多いことでしょう。
また、よく話題になるのがバジルシードとの違いです。
今回は、チアシードとは何かについて、この2つの違いに関してまとめながらご紹介します。
必須脂肪酸のオメガ3やアミノ酸などが豊富
チアシードとは、簡単に言うと植物の種で、見た目からはカエルの卵をイメージする方がいるかもしれません。味はなく、タピオカのような触感で、無味無臭なのが特徴です。
チアシードとはシソ科サルビア属ミントの種で、中南米を中心に栽培されています。
古代マヤやアステカでは、先住民族の人たちが常食としていた食材で、サイズとしては胡麻より小さいです。チアシードは食物繊維が多く、必須脂肪酸にオメガ3のα-リノレン酸が20%程度も含まれています。さらに、アミノ酸も含んでいるので、「奇跡の食物」という別称があるスーパーフードです。
栄養の面から見たバジルシードとの違い
チアシードの栄養素を見ると、100gで500kcalとなり、食物繊維が40%、脂質が30%、タンパク質が20%含まれます。先に触れたように食物繊維が多く含まれ、必須脂肪酸であるオメガ3やオメガ6、そして良質の植物性タンパク質、そのほか8種の必須アミノ酸や葉酸、鉄分やカルシウムなどがメインの栄養素です。
一方、バジルシードはその名の通りバジルの種です。100gで100kcal、食物繊維は56%、タンパク質が14%、脂質が14%です。主な栄養素としては、植物性タンパク質やアミノ酸、必須脂肪酸のオメガ3で、この点はチアシードの栄養価に多少劣ります。
しかし、食物繊維に関してはチアシードよりも豊富に含まれるので、便秘気味で悩んでいる方には最適です。また、ビタミンやミネラルに関しては両方とも豊富です。
不要性食物繊維と水溶性食物繊維とのバランスが良い
チアシードに水を注ぐと、10分程度で10倍ほどに膨れる特徴があります。
バジルシードと同様に食感がタピオカに似てプリプリしています。ですが、チアシードと比べてもっと膨らむのがバジルシードで、水を注ぐことによって30倍まで膨れます。
また、チアシードは、不溶性食物繊維に加えて水溶性食物繊維という2つ食物繊維がバランスよく含む食べ物です。通常、この2種類の食物繊維を摂取する場合、それぞれが多く含まれる食品を摂らなければなりませんが、チアシードなら2つの食物繊維が1度にバランス良く摂ることができます。沢山の栄養素が含まれるチアシードは、食物繊維の視点から分析しても優秀な食材です。