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夏バテ・五月病対策に!気だるい季節は「ココナッツ」で乗り切ろう!

此処数年で一気に知名度を上げたスーパーフードといえば「ココナッツ」ではないかと思います。

独特のエスニックさを感じさせる甘い香りで、用途に応じてオイル・ミルク・ウォーター・チップスなど様々な形状を選ぶ事ができる、とても優秀なスーパーフードです。

日本にも浸透してきたココナッツ

ゼリーやヨーグルトのトッピングとしてお馴染みの「ナタ・デ・ココ」が日本で登場したのは1970年代後半頃です。1990年代にテレビ番組で取りあげられたことをキッカケに大流行し、現在もデザートとして人気の食品です。

「ナタ・デ・ココ」もまたココナッツの汁を発酵した食品で、豊富な食物繊維を含みながら低カロリーであることからダイエット食・特定保健用食品としても扱われています。

ココナッツは南国の果物の為、全て輸入でまかなわれています。
ナタ・デ・ココの他にもココナッツオイル・ココナッツミルク・ココナッツウォーター・ココナッツチップスなどの様々な形状で親しまれています。
近年はミランダ・カーがココナッツオイルを愛用していることから「ココナッツオイルダイエット」が一大ブームを起こしました。

他にも、認知症や動脈硬化の改善・予防など医学分野で研究が進められているスーパーフードです。

ココナッツが「夏」にオススメの理由

ココナッツの原産地はインドネシアやフィリピンなどの南国地域です。日本のようにはっきりとした四季の無い常夏の地域では食生活の変化もあまり極端ではありません。その為、南国の食生活や食文化からは「暑い季節(日本での夏)をどうやって乗り切るか」という知恵や工夫を得ることができるのです。

実際に、ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸の効果のひとつに「心臓病のリスクを下げる」といったものがあります。日常的にココナッツオイルを摂取している国・地域では心血管系の病気はそれほど多くないという報告もあるようです。

ココナッツに多く含まれている「中鎖脂肪酸」は、他の油と異なりすぐに燃焼されてエネルギーとなります。

さらに中鎖脂肪酸から合成される「ケトン体」はブドウ糖と同じように脳を動かすエネルギーへと変化します。

加えて「ラウリン酸」が免疫力を高めて、ウイルスやアクネ菌などに負けない身体になるサポートをしてくれます。

それから、気温の上昇により大量の汗をかくと体内のミネラルが排出されてしまいます。ココナッツにはカリウム・マグネシウム・鉄分などのミネラルが豊富で、特にカリウムが発汗や排泄による体内のミネラルバランスや水分量を調節する役割を担ってくれます。

夏バテで食が細くなり、十分な糖分をとれないと体調をどんどん崩す悪循環を招いてしまいますよね。
ココナッツは暑い季節に起きやすい症状から人間の身体を守ってくれるスーパーフードだと言えます。

旬の食材を食べるメリット

ココナッツの旬は「通年」であり、原料は国外からの輸入に頼っています。その為、旬かどうかはあまり関係がない食品です。

それでもココナッツが夏にオススメだという理由はずばり「他の材料と合わせた時の栄養価」にあります。

例えばココナッツミルクを使用したエスニックカレーには一般的に茄子・オクラ・ピーマン・トマト・トウモロコシが具材として使われることが多いです。
これらの野菜は全て夏が旬なのです。

旬の野菜は味・香りが強く、他の時期よりも栄養価・抗酸化力が豊富です。
鮮度が良いものを安く入手しやすくなる為、季節の食材を食卓に並べることには経済的な面のメリットもあります。

旬の食材とはその季節に人間の身体が欲する食材である」という言葉もあります。
土用の丑の日にうなぎを食べて精をつけるように、夏場は身体の熱を取り、食欲を高めてくれるような食材が多いのです。

スーパーフードのみに頼りきることが良いとは、私は思いません。確かにスーパーフードは栄養価の高さや健康への影響が認められた食品ではありますが、そればかり食べていては栄養が偏ってしまいます。
さまざまな食品と合わせて一緒に摂取する方が栄養の吸収率も高まる為、あくまで補助的に使う方が良いでしょう。

食材を生かして夏を乗り切ろう!

ココナッツミルクやグリーンカレーペースト・レッドカレーペーストは輸入食品店やスーパー、ディスカウントストアで100~200円程度で入手できます。
価格としては一般的なカレーと同じくらいでしょう。

ココナッツミルクを使用したカレーは欧風カレーと異なり、サラサラとしたスープ状です。パンと一緒に食べようとすると染み込んでベチャベチャになりやすい為、ふんわりとした食パンなどよりもフランスパンやライ麦パンなど固めのパンを選ぶといいでしょう。
ナンに代表される無発酵パンや、グルテンフリーの米粉パンもオススメです。

ココナッツミルクを使ったカレーの具には茄子・ズッキーニ・ピーマン・パプリカ・たけのこ・玉葱・オクラ・トウモロコシなどが一般的です。
トマトを入れる場合、酸味によって全体の味が大きく変化してしまう為、注意が必要です。トマトは煮込まずに生のまま、最後に添える方が彩りも良く、味の変化を楽しめるかと思います。

また、普段のカレーにココナッツオイルを加えるという方法もあります。
ココナッツの風味でエキゾチックな雰囲気を楽しんでみるのも良いでしょう。

カレーの辛さを決める唐辛子も夏が旬の野菜です。
「辛いのはちょっと苦手…」という方は、唐辛子の辛みを緩和する為にヨーグルトやピーナッツを加えると良いでしょう。辛みが和らいで食べやすくなります。

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